アジア都市に学ぶ集住と共生のかたち

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著者: 馬場 健彦

商品コード 9784865611625

サイズ 14.8cm × 21cm

ページ数 223

発売日 2019年3月29日

通常価格(税込)3,300

販売価格(税込)3,300

ポイント: 30 Pt
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都市生活を考える上で、密度の問題は避けては通れない。かつて都市の密度は忌避され、緩和されるべきものであると決め付けられてきた。心理学でのいくつかの研究結果もそれを支持していた。しかし都市の成り立ちを考えると、高密度環境は都市の必然でもあり、また高密度環境での居住についても必ずしも劣悪な環境であると決め付けるわけにはいかない。人間の生活に低い密度が必要ならば、都市は現在のように発展したか疑問である。また本邦においても、都心居住はひとつの夢であるが現実には地価の為にやむを得ず郊外に住宅地が移動していった歴史を持つ。
 本論文は、古くから集住の歴史を持っているアジア米作地域を対象として、大都市の都心に存在する住商混合の場の特質を明らかにし、都市の役割と人々の生活の知恵を集め、現代の都市への応用可能性を探るものである。

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