『春水』手稿と日中の文学交流―周作人、謝冰心、濱一衛―

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著者: 中里見 敬

商品コード 9784865611588

サイズ 14.8cm × 21cm

ページ数 255

発売日 2019年3月15日

通常価格(税込)3,300

販売価格(税込)3,300

ポイント: 30 Pt
関連カテゴリ評論・文学研究・作家研究

本書は、2018年2月6日に九州大学伊都キャンパスの新中央図書館で開催された「『春水』手稿と日中の文学交流─ 周作人、冰心、濱一衛」国際シンポジウムで発表された論文の中から13編を収録して刊行するものである。
中国の新文学を代表する冰心の詩集『春水』の手稿が、執筆から95年ぶりに九州大学附属図書館濱文庫で発見されたのは2017年初めのことであった。
このことが中国の学術誌『中国現代文学研究叢刊』2017年第6期に論文として発表されると、日中両国で大きな驚きをもって迎えられた。すぐに冰心の出身地である中国福建省の冰心文学館が編集・発行する学術誌『愛心』編輯部より、『春水』手稿の発見を記念して特集を組むので日本の学者に寄稿してほしいとの依頼を受けた。日本女子大学教授の平石淑子先生にご相談した結果、短期間での執筆依頼にもかかわらず12名の原稿が寄せられ、『愛心』2017年夏期号に無事掲載された。その半年後に九州大学で開催したシンポジウムは、基調講演および学術シンポジウムで13名にご発表いただいたほかに、論文参加4本、さらに濱先生の回想文や濱文庫所蔵の戯単紹介もご寄稿いただき、充実した内容となった。これらはすべてシンポジウム論文集(予稿集)に収録し、執筆者の許可を得られたものから、九州大学学術情報リポジトリで公開している。

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