FLC叢書Ⅸ Capitalism for the Poor: Does....

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商品コード 978-4905324249

サイズ 21 x 14.8 x 1.6 cm

ページ数 159

発売日 2012/3/30

通常価格(税込)3,038

販売価格(税込)3,038

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九州大学大学院言語文化研究院FLC叢書Ⅸ
Capitalism for the poor: Does Microenterprise Work in the Developed World?

This book focuses on a review and analysis of the microcredit/microenterprise approach to alleviation of poverty with special emphasis on selected programs that have been developed and implemented in the developed world. It uses an empirical study of a microenterprise program at NPO in Denver, Colorado, USA to evaluate the effectiveness of microcredit as an economic independence option for women on welfare.

マイクロクレジット・マイクロエンタープライズは、貧しい人々を対象に無担保で少額融資を行うことによって経済的な自立を支援するアプローチである。これまで多くの開発途上国でバングラデシュのグラアミンモデルが貧困削減戦略として用いられ、その可能性に大きな注目が集まっている。しかし、先進国アメリカにおいても1980年代からマイクロクレジットを貧困戦略として貧困層およびウェルフェア・マザー(Welfare mothers)を対象に政府機関やNPOなどが実施してきたことはほとんど知られていない。これは、途上国で開発された開発モデルが先進国へ輸入されたという通常とは逆のケースである。 本書は、アメリカにおけるマイクロクレジット・マイクロエンタープライズの動向を紹介した上で、貧困削減アプローチとしての効果を検証したものである。コロラド州デンバー市にあるNPOの貧困女性を対象とするマイクロエンタープライズ・プログラムを事例として取り上げ、1998年~1999年に行った質的調査と2010年のフォローアップ調査の結果をまとめたものである。特に調査は「当事者・関係者の声」に焦点をあて、このアプローチの利点、問題点を整理し、今後へ向けての改善点を提示している。

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