1.はじめに
2.接続語に関する先行研究
2.1 Rhetorical Structure Theory
2.2 関連性理論における接続語
2.3 Sweetser(1990)の分析―domain の観点からみた接続語―
2.4 まとめ
3.フレーム意味論とFrameNet
3.1 理論の概要
3.2 フレームの構造
3.3 フレーム意味論を用いた研究
3.4 FrameNet
3.5 まとめ
4.フレーム意味論に基づいた接続語の記述方法
4.1 FrameNet における接続語
4.2 フレーム結合価を用いた接続語の記述
4.3 フレーム間関係を利用したフレームの一般化
4.4 フレームの数量化
4.5 FrameNet のデータセット
4.6 まとめ
5.統計手法を用いた分析
5.1 分析の対象と手法
5.2 対応分析
5.3 接続語の各節に喚起されるフレームの対応分析
5.4 対応分析の結果のまとめと考察
5.5 まとめ
6.対照の接続語が結ぶフレーム:whereas の分析から
6.1 データと分析手法
6.2 分析結果と考察
6.3 まとめ
7.フレームの同一性と接続語の意味:while の分析から
7.1 データと分析手法
7.2 分析結果
7.3 フレームの典型性と辞書記述
7.4 まとめ
8.フレーム意味論からみた対照の意味
8.1 while, whereas が表す対照の意味
8.2 フレーム意味論と対照の意味
8.3 まとめ
9.結語